No.537【ムツゴロウってどんな生き物?】

干潟:潮の干満によって毎日干出と水没を繰り返す、砂や泥がたまった平らな場所のことです。波の影響を受けにくい穏やかな入り江や湾内に多く見られます

ムツゴロウは、日本では九州の有明海と八代(やつしろ)海にしか生息していない、といわれる小さな生き物です。

海に近い干潟や湿地の泥の中に住んでいて、泥の表面にある藻などを食べて生きています。魚ではありますが、エラ呼吸だけでなく皮膚呼吸もできるため、水の中でなくても生きていけるという、とても特別な生き物です。

しかし、沿岸開発や干拓によって干潟が失われ、生息地が減ってしまったことや、乱獲によって個体数が減少しました。日本では主に蒲焼や煮付けにして食べられています。そのため、ムツゴロウは、1999年に日本で絶滅危惧種に指定されました。さらに今年に入り、世界的にも絶滅が心配される生き物として、国際的な絶滅危惧種にも指定されました。

世界には、絶滅の心配がある生物種が、わかっているだけでも47,000種以上も存在します。

SDGsの15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」では、ムツゴロウのように絶滅が心配されている生き物を守り、絶滅を防ぐために、早急な対策を取ることが求められています。

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